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松下幸之助に学ぶ人生論 by 飯田史彦 [こんな本&あんな本]

社会主義を飲み込んで神のように振る舞っていた資本主義も、今や断末魔の叫び声をあげながら暗黒時代の到来に底知れぬ恐怖を感じ取っています。
「そこに暗黒があるならば、その暗黒を光明に変えていこう」(by 松下幸之助)
スピリチュアル・ケアの精神が新しい時代の企業と経営者のよりどころになることを著者は「スピリチュアル経営学」として、力強く宣言しています。
本書は、まるで著者に松下幸之助さんが乗り移ったかのように、幸之助さん自らが「飯田史彦の生きがい論」に準拠しながら講演されているようにさえ思えてきて、幸之助さんの偉大さと先見の明に深く感じ入りました。
著者が冒頭に書いているように、確かにこの本は、幸之助さんが書かしめた、この暗黒の時代に光明を投げかけるためのメッセージ集です。そして、グローバル化した世界だからこそ、光明のメッセンジャーは松下幸之助でなければならなかったのかもしれません。
スピリチュアルな感性に目覚めている方々のほとんどが、松下幸之助さんの本など手に取ったことはないでしょう。この本を一冊読めば、パナソニック社員に負けない(多分、大勝利?)幸之助イズムを学び取れます。普段から「生きがい論」やスピリチュアル・ケアを自分なりに実践している方々は、とても面白く&納得しながら幸之助イズムの免許皆伝になれます。
なにより、がんばる勇気と明るい未来への希望が湧き出でてきます。まず、自分の内なる暗黒を光明に変えていくことが必要ですが、本書はその大切な灯明となってくれる本なのです。

スピリチュアル・ケア:人生のあらゆる事象に意味や価値を見出す適切な思考法や有益な情報を効果的に伝えることで、相手が自分自身で「心の自己治癒力」を高めていくように導くこと。
松下幸之助に学ぶ人生論

松下幸之助に学ぶ人生論

  • 作者: 飯田 史彦
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/11/18
  • メディア: 単行本



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