SSブログ

出る杭な君の活かしかた by 中谷彰宏 [こんな本&あんな本]

帯キャッチは「妨害が君を育ててくれる」「叩かれた人が成功する」で、社会人になりたての人、20代で転職を考えている人、社会での人間関係に悩んでいる人に向けて書かれています。前半では、著者の博報堂時代に学んだことから、ニューフェースたちには、かなり厳しい言葉が続いています。「2倍、3倍がんばったときに、初めてまわりは納得できます。説得力があるのは、あの人のがんばりはクレージーだ、ということです」「転職を繰り返す人は、意外に行動力のない人が多く、友だちが少ないのが共通点だ」「小さな仕事を一生懸命やる人は、どんどん上に上がっていける」
そして、大人になるには、「学ぶこと、勉強すること、自分を磨くこと、成長すること、がんばること、努力すること、一生懸命やること、これらすべては義務ではなく、成長したい人だけが、する権利がある」と突き放してさえいます。
後半は、コミュニケーションを磨くヒントが、様々な形で紹介されています。「必ず、相手の言葉、相手のボキャブラリーで説明する」「結論よりも根拠が大切だ」「これをすると、生活がこんなに変わりますよ、という提案が大切だ」
これらは、ネット社会になって、誰もが簡単に情報発信できるようになった今こそ、見えない相手と心地よくつながるためのマナーであり、コミュニケーション力になります。才能があり、勉強してがんばっているのに、うまくいかない秀才に、このコミュニケーション力が足りないことがよくわかります。
スピリチュアルな観点から読み直してみると、面白いことが書いてあります・・・子供のままの人は、目の前にたくさんヒントがあるのに、先生に「答えを教えてください」と、いつまでも待っているだけ。大人は、ヒントに自分で気づき、自分でつかみとる・・・有名人やベストセラーを読みあさっても、いつまでたっても、自分探しや生きがい探しから抜け出ることの出来ない人がたくさんいます。そんな人たちは「ラクだから、目覚めることを放棄するのです。目覚めること、成長を始めることはしんどいですが、楽しいことです。しんどいけれど楽しいこと、しんどくもなく楽しくもないこと、の2通りしかありません」のまさしく後者にはまりこんでしまっているのです。結局、今の仕事を通じて大人になれた人だけが、遊ぶ・学ぶ・働くを融合させて楽しみながら、どんどん成長していける=生きがいのある人生を歩めるのです。
「出る杭」な君の活かしかた


タグ:中谷彰宏
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。